音楽を聴くと、気分が落ちついたり気分を高められたりすることから、日常生活で音楽を聴く時間も多いはず。
音楽は、ピアノやギター・サックスなど様々な楽器による音で作られますが、その中でもピアノは88鍵あることによって低音から高音までの幅広い音域を感じ取れ、演奏を聴くことで様々な感情になることができることが特徴です。
ピアノの演奏に触れ、一度は自分でも弾いてみたい!と思った方も多いのではないでしょうか?
だけど、ピアノを弾いたことがない方にとってはそもそも楽譜ってどう読むの?左右の手を別々に使うことが難しそう、時間やお金がかかりそう、といった悩みがあると思います。
一度聴いた事がある方も多い、パッハルベルのカノンは実は、シンプルなメロディで構成され繰り返しが多いためピアノを初めたばかりの方でも成長を実感しやすいため楽しく練習して演奏できます。
作曲家が生きていた時代によって鍵盤数が異なるためバッハなどのバロック時代の曲では鍵盤数の少ないキーボードでも弾き切ることができるので、61個の鍵盤で1万円前後で購入できる電子キーボードでも演奏を楽しめます。
今回は、ピアノに興味を持っている方でも気軽にピアノを始めよう!と思ってもらえるよう、ピアノの魅力やピアノ初めての方に向けて楽譜の読み方〜練習方法について紹介します。
ピアノを独学で始める時の注意点やポイント
ピアノを独学で始めることは自分のペースで始められる一方、基礎をしっかりと押さえて練習や知識を入れていくことが大切です。
ショパンやベートーヴェン、リストのような有名な曲を弾いてみたい!という気持ちがあるかもしれませんが、初めはシンプルな構成の曲からはじめ、徐々に難易度を上げていくと指遣いを意識した練習を行なっていかないと上手く指が動かなかったり音に違いが生じるためきちんと基礎から身につけられる曲から始めるようにしましょう。
その他にも、ピアノを独学で始めるときの注意点やポイントを紹介していきます。
正しい姿勢を意識する
ピアノの演奏において正しい姿勢で演奏することは非常に大切です。
正しい姿勢が意識できていないと、手や腕、体全体の自然な動きが難しくなり速いパッセージのタッチに影響します。
指はそれぞれ筋肉の大きさや繋がっている腱が違うため、指によって動かしやすさが違うと思います。
人差し指と薬指のトリルと中指と小指のトリルでは、人差し指と薬指のトリルの方が速く演奏できると思います。
ですが、肩の力や腕の力が抜けている正しい姿勢の状態だと手に余計な力がかからないため演奏しやすくなります。
指・手首の関節が凹んでいたり、指を無理に伸ばしている状態では、手に力が入るので正しい姿勢で脱力を意識して演奏することを心がけましょう。
もちろん、速いピッチでの演奏を繰り返し行うことも欠かせません。
また、ピアニストによっては背中をピシッと伸ばして演奏する人と背中を丸め肩が前に出ている状態で演奏している人がそれぞれいます。
手や肩に力を入れすぎないよう意識する
YouTubeなどの演奏を見ていると、打鍵強くパワフルな演奏をしている人を見かけることがあるかと思います。
実際、ピアニストが力強い演奏をしている時も無駄な力は抜きつつ、鍵盤にエネルギー効率よく伝わることを意識して演奏しています。
力みすぎてしまうと、先ほどご紹介したようにスムーズな指遣いや難しくなることや音質や表現が損なわれ、レコードなどで聴いた演奏となんか違うという印象を受けてしまいます。
力んだ演奏の時に、脇がしまって腕と脇がピッタリとくっついている状態での演奏になっていることが多く、脇がしまった状態では動かせる範囲が狭まってしまうため、余計に筋肉を使うことになります。
さらに、力んだ演奏では腕・指の筋肉が常に必要以上に使われるため疲労が溜まりやすく長い曲を練習することが難しいです。
ピアノは独学でもできるようになる?簡単な曲も紹介
ピアノを弾けるようになるためには、ピアノ教室に通わないと難しそう。と思っている方も多いはずです。
しかし、Youtubeのように曲を聴きながら手元を見ることができるようになったため、以前よりも独学でピアノを弾きやすい状況になってきました。
自分が弾きたい曲を練習していくことももちろん良いですが、並行してピアノの基礎であったり楽譜の読み方など音楽の基礎や指の使い方などのテクニックを学ぶことで演奏する曲の雰囲気も自分で変えていくことができます。
ここからは、ピアノを独学で始めたばかりの方におすすめの基礎力を身につけていくことができるおすすめの練習曲を紹介していきます。
独学で始めたばかりでも演奏しやすく聞いたことがあるピアノの練習曲
- バッハ 「メヌエット ト長調」
- パッヘルベル 「カノン」
- モーツァルト「ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545 第一楽章」
バッハ「メヌエット ト長調」
バッハによる「メヌエット ト長調」は、バロック時代に作曲されている、クラシック音楽の中でも有名な曲の一つで独学で始めたばかりの方でも成長を感じやすい曲の一つです。
クラシック音楽の中でも非常に有名な曲であるため、曲名は知らなかったけどなんとなく聴いたことがあると感じる方も多いはずです。
複雑な動きがないことに加え、同時に弾く音が少ないため左右の手を独立して動かす感覚で練習できることも、初心者の方が両手での演奏に慣れるための導入として始めやすいです。
パッハルベル「カノン」
パッハルベル「カノン」も有名なメロディーの曲の一つで、多くの方が一度は耳にしたことがあるはずの曲です。
モーツァルト「ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545 第一楽章」
モーツァルトの「ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545 第一楽章」は初心者のためのソナタと呼ばれることもある曲です。
ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545 第一楽章はハ長調の曲でシャープやフラットが少ないため、譜読みしやすく鍵盤上の手の動きが分かりやすいです。
さらに、シンプルなスケールや時間的に1音ずつ弾くアルペジオが中心になっているので、ゆっくり弾くとフレーズの音と音の間の関係が明確になるので優雅な印象を与え、リズミカルに早く弾いた場合ではモーツァルトらしい明るさや軽快さが際立つため、初心者や独学で演奏している方が達成感を持ってそれぞれの演奏を楽しむことができます。
引き方によって、音楽の美しさを味わい落ち着いた雰囲気の曲でもあり、エネルギッシュで明るい雰囲気にもできることからもおすすめです。
ピアノ独学の方が意識すべき練習のポイント
ピアノは演奏の楽しさだけでなく、耳から受ける刺激や達成感を味わえることから日常生活の充実感が高まるため長期的な趣味としておすすめです。
サッカーや野球などのスポーツは年々体力的負担が大きくなってしまいますが、ピアノは長く続けることでこれまでの経験から表現豊かな演奏ができたり譜読みが早くなり、生涯を通じて楽しめます。
しかし、楽譜を読むことから始め指遣いや鍵盤のタッチ、リズム感など学ぶべき技術が多く挫折しやすいのも事実です。
挫折せず続けることで好きな曲を弾けるようになり、日々の達成感を感じつつ練習を進めていけます。
基礎練習を大切にする
何事も基礎・土台作りが大切と言われるように、ピアノにおいても基礎練習は大切です。
正しい指使いでの演奏を身につけることで無駄な力を使わず演奏でき、速いテンポの曲も疲れにくくピアノを弾き切ることができます。
また、単純なリズムを正確に演奏るリズム感を意識した演奏で練習することで、リズム感の養成につながります。
土台となる基礎がしっかりとしていないと、難しい曲を弾こうとした時に指が動かないおか、音がバラバラになってしまって後で直すことが難しくなるよ。
基礎練習は退屈そうに思えるかもしれませんが、やっていくと意外と指がスムーズに動くようになった理、音が綺麗に揃ったりと『あ、なんか弾けるようになってきた!』と実感できます。
ハノンやスケール練習をやることで、手が滑らかに動くようになり指が独立して動く感覚が掴めるので、曲を弾くときに楽になります。
基礎練習は時間がかかって退屈なイメージがありますが、上達の近道で曲の練習をずっとしていると指が思うように動かなくてイライラしたりすることがありますが、基礎がしっかりしていると難しい曲もスムーズに弾けるようになるので長期的に見ると時間の節約になります。
ピアノを楽しく続け上達していくために、基礎練習を『準備運動』のようなイメージで毎回取り入れることで、将来的に大好きな曲を弾ける自分に近づけます。
一曲ずつ自分のレベルに合った楽譜で練習する
弾きたい曲や憧れの曲がある場合、時間をかけても最初からその曲を弾いてみたい!という気持ちがあるかもしれません。
ですが、簡単な曲をマスターすることで基本的な技術やリズム感が身につきその後の難しい曲に移る時の準備が整います。
ですが、好きなピアノを好きで演奏して続けていくために簡単な曲ばかり弾いてタスクのように練習をこなしてしまうとピアノを弾くことに対する好きな気持ちが減ってしまうので、どうしても弾きたい曲がある方は簡単な曲と弾いてみたい曲の両方を練習してもいいです。
ピアノに限らず楽器の演奏を習得するためには、ひとつひとつ確実にステップアップすることが大切で、簡単な曲・難しい曲問わず、いい加減に弾いていても上達は望めません。
一曲を弾きこなすには、それ相応のテクニックが必要なので「簡単な曲だから。」といい加減に練習するのではなく、音色やリズム、指のフォームとタッチを意識して表現力を磨くことを常に心がけましょう。
鍵盤に当たる指の場所を意識して練習する
指の腹で鍵盤の中心部をしっかりと押さえることで音がはっきりと力強く鳴り、指先で弾くと音が軽くなったりはっきりしない音になります。
指の腹で弾くと音に温かみがある感じがし、滑らかに繋がる音が欲しい時や強くて迫力がある時に適しています。
和音やアルベジオを弾く時も指の腹を使うと音が均一で綺麗に響くため、自然ときれいな演奏ができるようになります。さらに、安定した力の加減がしやすいので音量のコントロールもしやすいです。
一方、指先で弾くと指の動きが軽く細かい音の分散や速い動きもスムーズにこなせるためテクニックが求められますが、スタッカートのように音を短く切りたい時や静かで繊細なピアニッシモを出したい時に指先で軽くタッチすることで綺麗な音を出せます。
1日5分の指エクササイズ:ピアノ初級者・中級者におすすめの基礎練習
弾きたい曲があるけど、
楽譜を読むことよりも指が思うように動かない。
弾きたい曲と自分が演奏する曲の印象が違う。
鍵盤のタッチ、リズム感を掴むことが難しい。
と感じて、基礎的な練習をしながら弾きたい曲を弾けるようになりたいと思う方の多くが中々、1日においてピアノを弾く時間がない。と悩んでいらっしゃいます。
指の動き、全身の筋肉を覚えさせるためにもピアノの練習を日々行うことは大切です。
ここからは、1日5分でできるピアノの基礎練習についてご紹介します。
ステップ1:ドレミファソを繋げて(レガート)往復する
ドレミファソの音を聞き分けながら、2〜4回ほど往復する練習で、指の形を丸くすることを意識して練習してみてください。
音を聞き分けながら、指をどう鍵盤に向かうか、音の出し方、指の使い方を向上させる練習で、右手と左手で練習します。
一見簡単な練習のように思えますが、初心者の方には左手を動かすことが難しく、右手で演奏している時と微妙に音が違うと感じると思います。
慣れてきたら両手で、音を聞き分けながら指遣いを意識して練習しましょう。
ステップ2:ドレミファソをスタッカートで往復する
次は、スタッカートで練習しましょう。
スタッカートは指を鍵盤に強く押し込みっぱなしにするわけではなく、鍵盤を叩いた後に素早く指や手首を戻す必要があります。
スタッカートは指先だけでなく、手首・腕のしなやかさも求められるので、手首の柔軟性を保ちながら指を素早く離すことでスムーズかつ綺麗な音を出すことができます。
ピアノを独学で始める前に知っておきたい注意点
ピアノは両指で別々の動きをすることの難しさと音の高さ・リズムを意識した状態で演奏する必要があり、練習の際に注意しておくべき点があります。
せっかく練習したのに、自我流になって後々困らないためにも気をつけたべき方がいいことがあるのでここからは、注意点をご紹介します。
- 我流になってしまい、左右の音・リズムを意識した演奏が難しい
- 挫折しやすい
- 自分で試行錯誤する必要がある
我流になってしまい、左右の音・リズムを意識した演奏が難しい
有名なプロの演奏を聴くと、「この人の演奏はレベルが違う、、」と感じたこともあるのではないでしょうか?
プロのピアニストの演奏を聴いて圧倒的なレベル感の違いを感じるのは、演奏の技術面と表現力が際立っていることが関係します。
プロの方は指が完全に独立して動き、速い指の動きで複雑のリズムでも正確に弾くことができ、一音一音の音の粒立ちが揃ってムラがありません。
速く動かすために指に力を入れて速く速く!と気持ちが先走ってしまい、音色を変える余裕がなくただ速く弾くということに集中してしまいがちです。
ですが、プロの方は指だけでなく手首・腕、さらには体全体を使って演奏しているため鍵盤への力の伝達が最適化され音色の幅が広がった演奏が可能になっているので、速いテンポでも様々な音色を出して強い音・柔らかい音・繊細な音と聴いていて飽きがこない演奏を可能にしています。
自分で試行錯誤する必要がある
指の使い方や姿勢など最初は分からないことだらけです。
YouTubeを見ながら『これで合っているのかな…?』と悩むことも多く、弾けたと思っても音が変だったりリズムがズレていたりして、『あれ、なんか違うな』ってなることが多いです。
演奏を誰もチェックしてくれないため、自分で録音して聴き返す必要がありますが、録音を聴き直しても気づけない部分があったり、練習を続けようと思ってもついサボりがちになってしまいます。
先生がいると『ここをこうするともっと良くなるよ!』ってアドバイスをもらえますが、自分だけでやるとなると、全て自分で考えて練習することが精神的にも負担がかかります。
初めは成長を実感しにくくて挫折しやすい
ピアノは成長を実感できるまでに少し時間がかかるため、『なんで上達しないんだろう。』って不安になることがあります。
ですが、誰かに少しだけアドバイスを貰えたら、『あ、ここはこうしたら良かったんだ!』とすぐに気づくことができるので、スムーズに進めることができます。
時間的・金銭的理由で独学で頑張りたい!って気持ちはすごく分かりますが、挑戦したい!って気持ちは本当に尊敬しますが、挫折してピアノを辞めないためにも時々レッスンを一回だけでも受けてみたり、演奏の感想をもらうだけでピアノがもっと楽しくなると思います。
キーボードでピアノを始めた方におすすめしたい曲:曲の選び方
マンションやアパートに住んでいる方だと、一般的なアコースティックピアノではなく、音量を調整できる電子ピアノやキーボードを使用されている方も多いかと思います。
その中でもキーボードを使用されている方で鍵盤が88個ないものを使用していると、自分が弾きたい曲を演奏することができなかった経験もあるようです。
自分の家だと弾きたい曲を弾けないのかな?と思われる方もいらしゃると思います。
実は、時代によって使用されている楽器が違い、バッハやヘンデルなどが活躍したバロック時代の鍵盤楽器はチェンバロ、ハープシコード、オルガンが使われ、鍵盤の数が54ほどで、音域が小さい楽曲が主流でした。
バロック時代の曲は基本的に繰り返しや規則性が多く聴きやすくて覚えやすい特徴があります。
さらに、左手の伴奏部分が比較的シンプルで右手のメロディを際立たせる構造の曲が多いためピアノを始めたばかりの方にも演奏しやすく学びの多い曲です。
バッハ:シンプルで明るい曲調「メヌエット・ト長調」
バッハの「メヌエット・ト長調」は、バッハを代表するようにピアノを弾かない方でも知っている方が多い有名な曲です。
「レーソラシドレーソ ソ♪」とリズム・音から優雅で広大な場所でスキップしている印象を感じられます。
バッハ:指の独立性を鍛える曲にピッタリ「インヴェンション(HWV427)」
バッハのインベンションは、右手と左手の両手がメロディを担う”対位法”で編曲されており、右手も左手も主役でそれぞれの指をしっかりと動かす練習に訓練になります。
メロディが明確で両手のフレーズをしっかりと聞き取る必要があり、右手と左手の旋律がそれぞれどう動いているのかを耳で追う練習は、演奏だけでなく読譜力・聴音力といった「耳を育てる」効果も期待できます。
ヘンデル:落ち着いた雰囲気で弾きやすい「パッサカリア」
ピアノやキーボードを弾くときに、派手な指の動きや複雑なリズムが多い曲では、練習のハードルが高くなりがちですよね。
しかし、「パッサカリア」は静かで安定感のある雰囲気の曲で、聴く側だけでなく演奏する側もリラックスしやすく、練習が続きやすい特徴があります。
「パッサカリア」は、同じパターンを繰り返しながらも、少しづつ変化をつけていくという特徴があり、低音部のベースラインのリズム・和音を何度も繰り返し、指使い・タイミングを覚えやすい曲です。
スカラッティ:マイナーだけどシンプルなパターンで素敵な曲「ソナタ K.1」
これらのバロック音楽の練習は、メロディラインや左右のバランスを意識しやすく音楽全体を感じる力が付きやすい特徴のほかに、指の動きや音の粒を揃える練習に最適です。
スカルラッティのソナタK.1はマイナー調(短調)で書かれており、どこか哀愁のある雰囲気が漂う曲です。
曲の構成がシンプルでありながらも、短く構成がわかりやすいので、どこで盛り上がるのか、どこで静かにするかがはっきりと掴みやすいので全体像を把握しやすい曲です。
メジャー長打と明るく伸びやかな印象なのに、マイナー調だと同じ音程差なのに、グッと深い感情を感じさせるパワーがあるっとよく言われるよね!